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【レビュー+】『大切なひとのためにできること』 がんと闘った家族の物語

【お知らせ】
毎度直前の告知でごめんなさいですが、大好きなギャラリー「林檎の木」にて、
毎年開催される「りんご市」。

イドの仲間で「×ido(かけるいど)」として出展しま~す。
詳細はこちら

私たちが出展する日の出展者一覧は、中央の6月12日(日)タブをクリックしてみてください♪

当日まで二週間を切って、どきどき・・・まだ先が見えてません。
でも、そんな私たちとは裏腹に!?
他の出展者さんの作品はもちろん、パン祭り&ロケーションだけでも楽しめる素敵なイベントなので、
ぜひぜひ!この機会にお一人でも親子でも、気軽に足を運んでみてくださいね~。

車でも電車でも便利なトコですヨ~♪ 当日は終日おりますので、お会いできたらうれしいです!


***

さて、前回を最後に、レビューはしばらくお預けと思っていたのですが・・・

『大切なひとのためにできること』 がんと闘った家族の物語





大切なひとのためにできること

大切なひとのためにできること
著者:清宮礼子
価格:1,260円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る




タイトルを見て、

  「これは、私みたいなのは読んでおいた方がいいのでは・・・」

と、思わずレビューをお受けしてしまいました。

***



「私みたいなの」というのは、

実は3年以上前から、二人の父が仲良く!?それぞれ、
肺がん・肝臓がんとの共存を続けているにもかかわらず・・・

きちんと向き合いきれていない感がおおいにあって、心のどこかが常にザワザワしていたからです。


私たちを心配させまい、という配慮なのだろうけど、
特に不器用な私の両親は、まったく状況を話したがらない。


困るんです~(汗)
正直、血がつながっているだけに、水臭い態度にイラっとくることも・・・(T_T)


たとえば、

(ここに、猫の死を持ちだすのはどうかとも思うのだけれど)
私の在米中に、愛猫が大往生した時も、数カ月経ってから、
 
   「そう言えば、去年『ガニ』が・・・」  (ガニ股でひょこひょこ国道を歩いていた子猫・・・037.gif

と、電話口で世間話のように知らされて驚愕し、しばらくポッカリ・・・という思い出が。


ドライと言うかなんというか・・・


(今は同じ日本にいるとはいえ)、離れて暮らしている娘としては、
父のガンには向き合おうにも向き合っている実感がなく、日常に流されているうちに・・・

「余命半年」と言われた日から、4年がたとうとしております・・・

***

そうして先日、こちらの献本が届き、開けてびっくり。

偶然、この本の著者の父親が、
私の父と同じく、手術不可能な段階の肺がんを宣告されるところから、物語が始るのです。


不思議なご縁を感じつつ・・・

  「今、父達はどの段階にいるのだろう?」

と考えながら、読みすすむことができました。



先日、(初めて!)一号二号さんの運動会に来てくれた父。
ちょっとつらそうだったのは、治療のせいか、病状のせいか・・・

読みながら、少しは想像力を働かせられるようになった気がしています。

***

本書によると、肺がんの治療には主に、

抗がん剤治療(標準治療・分子標的薬イレッサ投与など・・・)
抗がん剤治療(休眠療法)
癒着治療
血管内治療
免疫細胞療法




などがあるのですね。

専門的なことはあまり語られませんが、
日記調の文章からは、それらが辛く、体力を奪われる治療であることがよく分かります。

それでも、治癒の可能性にかけて、文字通り「命がけ」で取り組むのだということも。

***

著者の父親は、闘病の末、

 「もういいだろ?もう勘弁してくれ。」(p143)

と亡くなる前日に語ります。



それは、「悲しむ家族のために一日でも長く・・・」と、戦い続けた者の言葉であり、

後悔のないように戦い続けることが、彼ら家族の幸せの形であった、
ということも、本書を通して見てとれます。


ただ、そこで、ふと、

  「私が送る立場なら、家族に言わせたくない言葉だな・・・」

と、強く感じさせてもらえたこと。

また、

  「そういう言葉を残したくないな・・・」

とも。

これはもう、人それぞれ、
家族それぞれで、感情を確かめながら、選択していくことなのでしょう。

あらためて、自分自身の、闘病に対するスタンスを確かめられてよかった。
こういう話を普段から、そして発病後もフランクにできたらいいネ・・・

***

そんな私なので、最後の「緩和ケア」のくだりが、最も興味を持って読めました。


「末期がん患者やその家族の心のケアをするということは、並大抵なことではないと思います。
決してキレイごとではすみません。

 ただし、一人の人間の人生の終わりをいかにして送ってあげられるかは、人の尊厳に関わる、非常に重要な意味をもつものだと感じます。」(p175)


人の尊厳は、人それぞれ。
そういう意味では、私は両親の尊厳をいまのところ見守れているのかな・・・

いや、見て見ぬふりをしているだけか・・・

もうちょっといい方法はあるのかな・・・

***

著書内には、著者が自ら調べ上げた有用なサイトも、たくさん紹介されています。
「大切なお金のこと」も。

現在進行形で、ガンに対する様々な情報を集めよう、とされている方には心強いかも。

私の場合は、残念ながら上記のような両親なので、役立てられそうにはないのですが・・・042.gif



でも、彼らが話したがらなくとも、必ず「その時」は来る。

そしてそれは全ての人に等しく・・・



ガンだけでも、3人に1人が発症する、という時代。

数年後には・・・原発事故の影響があらわれでてくるかもしれない・・・と思うと、
今後、ガンという病気を自分や家族が避けては通れる人はいない、と言ってもよさそう。



ガンの家族を「送る」日まで、詳細に渡って日記調で描かれたこの闘病記は、
「送る」ことを控えた、(でもいまひとつ実感のない)私の様な人間にとって、指針の一つとなりました。

30代の著者の、愛する父親への向き合いっぷりに対して、ちょっと引き気味な自分を認めつつ・・・

私がドライなのは親譲り??

結局のところ、似たもの親子
なんですかね053.gif

そんな風に思えたのも、収穫でした。

***

巻末の「おまけ」として、

  「生きることの尊さを感じる 強く生き抜く勇気をもらえるオススメの映画」

があり、これはなかなか女性らしい、そして映画の宣伝担当者らしい内容でよかった。


そう、著者は『おくりびと』の宣伝担当者。

  映画「おくりびと」の、人の生きざま、死に方、ツボだったなぁ~!

でも、著者おすすめの映画は、おくりびとではなく037.gif、まずは「ライフイズビューティフル」。

これまた私も大好きな映画♪ おくりびとと共通してるのは、「ユーモア」でしょうか?


笑いはいつも、忘れないようにしなくっちゃね!


他は知らない映画だったので、近いうちに、いや、今のうちに、ぜひ見てみたいと思いました!



相変わらず、出版社さんのお役にたてているかは怪しい、イド風味レビュー・・・

レビュープラスさん、献本ありがとうございました。




***

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by boiled_Peanuts | 2011-05-31 19:17 | イド・文庫


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